997ターボ後期の凄味

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もう、
ホントに、
超絶に速い。
超弩級のクルマ。

残念なことに、
このクルマは既に売却済だが、
ポルシェの頂点、
ターボの凄味を、
間近で幾度となく拝めたのは、
この上ない貴重な経験だった。
この同乗が最後となった。

997T後期と、
共に走った、
その端々をお届けする。


一度土砂降りの雨の中、
その駆動性能を披露してもらった。

正直このまま死んでしまうのでは…
と思うようなもの凄い速度で、
4つのタイヤが路面を一気に鷲掴み、
コーナーをクリアしていく感じは、
C2には到底真似できない芸当。
(しかも不思議と恐怖感がない…)

シャーシの下で、
色んな制御が働いて、
数えきれない程の担ぎ手が、
ワッショイしながら走ってるかのような。



お待ちかね、
やっぱり加速感も壮絶に凄い。
馬力は1000馬力×1/2。

マンガに出てくるような、
脳ミソが後方に引きちぎられるような加速。
景色が歪むような、
フロントウィンドウの画がズレるような、
この世のモノとは思えない加速。
(そしてこれまた安心感に満たされた加速…)

外の景色の方が、
逆方向に動いてるかのような、
もしかしたら時間軸さえも、
超えてしまうような錯覚を覚える。



そして意外だったのは、
エキゾーストのドスの効き具合。
ターボ車だからか、
随分と低音域のアレンジが効いた、
バリバリとした感じの、
男前な排気音を奏でる。
フラップが開くとハンパない音のデカさ。
ターボは控えめなイメージあるがスゴイ音量…)

C2トンネル区間等で後ろに付いて、
ランデブーなどすると快感極まりない。
これはC系とは随分と異なる音域。



凡そ2000万~の997ターボ後期、
運動性能もさることながら、
立ち姿やアピアランス、
内装の質感、
そのプライスからすると、
もしかすると安いのでは?
と思えてしまうほどの、
クルマの仕上がり具合。

いずれのパフォーマンスに於いても、
総じて「安心感」が共に供される、
というのが最大の特徴だろう。

色んな意味で各世代の王様ターボは別格。

991ターボなんてもう想像さえもつかない…