奇跡のインテリア

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空冷ポルシェがいつまでも愛される理由の一つ。
何年経ってもインテリアに旧世代感を感じさせないこと。

理由はノンデジタル。
これは決定的にクルマの年齢を老けて見せない。
いわゆる「彼は昔から老け顔だったよね」みたいな状態だ。

エアコンの温度表示などは、
よくオレンジ色に表示させるクルマが多かったが、
経年劣化するとその液晶がつぶれたりして暗くなり、
最後はそこがブラックアウトしてしまったりする。

空冷ポルシェにはそういうことが絶対にない、
なぜならダイヤル式に装置をグリグリと、
右に左にと捻るだけだから。

お次はインパネ周り。
VDO社製の5連メーターもすべて指針タイプ。
もちろんオドメーターもいわゆるクルクルカウント。
ここにもデジタル表示はなし。

トドメは、
カーナビレスというところだろうか。
とりわけカーナビの日進月歩具合は早く、
ナビが古いというのはなぜか旧世代感を感じさせるものだ。

最近のランボルギーニに始まり、
フェラーリも各社デジタルインパネを積極的に採用しているが、
20年後に中古車市場に並んだ時に、
その見栄えはガクッと落ちるであろう。
クルマというのは売る時だけではなく、
ラインアウト20年後までも想像して作って欲しいものだ。

今日F355のインパネを見ても興ざめしないが、
20年後にF458のインパネを見たら興ざめするに違いない。
なんだこの遅れた感じはと…。

アナログの指針計器は、
遅れているのではなく、
確固たるそういうモノである、
という点に於いて古典的であるが改めて素晴らしい。