まさにレーシングストリート

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駐機場を遠目に見て、
思わず、
「あっ、すごいかも…」
と思わせるオーラを静かに放つ、
我が青銀ポル993が居た。

TWSのニューホイール、
以前より数センチ低い車高、
EU仕様のRSロアバンパー、
ニューレンズのヘッドライト、
コーティングの仕上がり、
これらが存分にスパイシー度を上げている。

そしてそこに、
関わった人達の想いが乗っかったから、
であろうか、
この佇まいは…

ある種のレーシング的な、
逞しさが宿ったようにも見える。


半年も時間は空いてしまった、
触れ合うには少しずつ少しずつ、
確認が必要だ。
いきなり馴れ合う必要はない、
一気に全てを分かる必要はない、
隙間を埋めるように、
一つ一つの作業に向き合う。


久し振りに、
イグニッションを捻ると、
事故したことなど覚えていない、
と言わんばかりの勢いで、
一発でかかるエンジンの雄叫び、
周囲の空気を震わすエキゾースト、
こいつは確実に生きている…

バケットシートに、
体を埋め込むと、
目の前には、
慣れ親しんだ5連メータが鎮座、、
各種コンディションを一瞬で確認、
もちろんオールクリア、
出れる…

シートポジションと、
ミラーをそそくさと合わせるが、
焦る気持ちと久し振りが相まって、
うまく一発で決まらない、
決まらないままでとりあえず出る、
いざ…


一個一個の動作や感触が、
一瞬でリフレインされるが、
何もかもが少しづつ違っている?
いや確実に違う。

クラッチは、
レリーズを交換したせいで、
ゆっくりと適度な重みをもって、
左足を丁寧に押し返してくる、
操作性が高い。

ステアリングは、
ニュータイヤと、
鍛造ホイール効果なのか、
塊感、マス感がハンパなくあり、
かつ初期動作の挙動が鋭い。

駐機場から、
道路の段差を乗り越えた瞬間、
今度は硬質な足回りが動き始める、
明らかに今までとは異なる感触、
剛性感が高い。

このままいつものルートで、
飛行試験を試みる。


インターに入る左コーナーへの進入、
街中を流す速度だが、
明らかに今までと違う動きをする、
なんだこの感じ…

今度は合流で右へ、
早目に寄せて入ってみる、
ミラーの位置が合っておらず、
少し躊躇するがそのまま合流、
この挙動もまた今までとは違う、
なんだこの感じは…

荒れた中高速コーナーへ進入、
一瞬思わずゾッとするが、
何事もなかったかのようにパス、
なんなんだこの感じは…


以前と違うこの感じは一体…

走りながら気付く、
ダンパーとスプリングの交換により、
クルマの挙動が激変したのだ。

今までは、
一瞬のタメがあり、
その次の瞬間に旋回を開始していたが、
今はそのタメが存在しない。

直巻きになったことで、
初期から一定の荷重が発生し、
かつハイレートになっていることで、
以前のようなロールが発生していない。

ステアリング初期の動きも、
鋭敏になったことで、
切り始め早目のタイミングから、
ロールを発生させずサラリと旋回を開始する。

そう、
この「早目」と「サラリ」具合に、
何度も違和感を感じ、
ゾッとしたのだ。
感覚的に今までより一息分だけ、
少し早い旋回モードへの移行。
原因はこれか…

そして、
よくよく冷静になれば、
以前より随分と舵角も少なく、
旋回モードに移行していく。
舵角が少ないので、
自ずとスピードも速い。


旋回軸が今までは、
ミッションのあたりにあったものが、
今は自分のすぐ横あたりに、
あるように感じる。
旋回軸が今までより自分に近い。
かつクルマは自然に回っている…

アライメント調整で、
以前よりキャンバーが付いてるのが、
随分と体感的に感じられる。
たぶんこれが旋回軸が自分寄り、
になった要因だろう。


レンシュポルトの「RS」ではなく、
ある意味で、
レーシングストリート「RS」になりつつある、
青銀ポル993を、
垣間見たような初日だった。


飛行試験前半はここまで、
続きはまた追って。

ここに復活である!