空冷時代の一つの到達点

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美しい。
まるで量産車とは思えないアピアランス。

隅々まで調律され尽くされた、
信頼感に溢れるクルマ特有の、
溢れんばかりの自信と存在感。


ベーシックグレードのカレラだが、
NA×RRという方程式に於ける、
911から続く空冷系譜の、
ある種の到達点であり、
ある種の答えであったとも言える。

空冷ポルシェ最終型と言われるだけあり、
ストリートサーキット問わず、
ちょっとその気になって襲い掛かれば、
大パワー車でなければ最新型のクルマでも、
アレよという感じでカモることが可能だ。

300馬力にも満たない出力、
抜群のブレーキ性能から繰り出される荷重移動、
RRディメンションから来る安定したグリップ誘発、
セオリーさえ知ってかつ守れれば、
断続的に快感を味われる異様なマシン。
(ドライブスキルはソレ専用の訓練がマル必…)

もちろん最上位RSであれば、
それはもっと凝縮されたソレだが、
スペチアーレではなく、
ベーシックグレードのカレラで、
コレなんだから993カレラは一大事ですよ、
ということである。


最後に、
誤解なきよう補足しておくと、
ここに記したニュアンスは、
フルノーマル車ではなく、
ほぼフルチューン仕様の993カレラの話。

ノーマルでも勿論優秀だが、
調律と洗練を受けた993カレラの速さは、
2018年現在でも間違いなく一線級である。