NSX GT3なのか

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NSX
今でも欲しいクルマ。
実は最近でも手元にお金がないのに、
昨日も中古車サイトでASKと付いたNA1やNA2をシゲシゲと眺めていた。
NSXは日本人にとってそういうクルマである。

今回はNSXの話。

3.5リットルでAWD。
もはや4WDと言わないトコロにも隔世の感を感じる。
システム合計573馬力、
車両重量は1725キロ、
パワーウイエイトは凡そ3.0。

ちなみに初代NSXは、
1350キロで280馬力なので、
パワーウエイト4.8。

パワーウエイト3.0というのは、
ホンダとしてはかなり強引な仕上がりではないだろうか。
NSX初代がリリースされて25年経った間に、
世界のパワーウォーズは進み、
もはやスーパースポーツの500馬力もスタンダートとなったが…

何が言いたいかというと、
ホンダのNSXというクルマは、
日本の自動車文化に於いては、
やはり試金石であって欲しく、
NSXは宝であって欲しい。

また、
NSXは今後の日本のスポーツカー市場を占う意味で、
この先10年のスポーツカー市場や文化を体現している、
はず、
なのだが本当にそうなのかどうか自信をなくしかけた。

システム重量を含めたとしても、
少々重すぎではないかというのが正直なトコロ。
ホンダのクルマの作り方も世界レベルにシフトしたということなのか。

NSXは和製スポーツカーの宝ではなくなるのか。


同じようなボディスタイルで、
世界のAWD代表スポーツカーは想像するに下記2モデルがあるが、
いずれに対してもスペック上では既に負けているような気がする。

1422キロで610馬力のウラカン、
1565キロで525馬力のR8、
1725キロで573馬力のNSX、
かなり水を空けられてしまったようなイメージ。
どうやっても既にウラカンには敵わないのだろう。

絶対的に走りが凄いのであれば挽回だが、
そんな簡単にいくものなのだろうか、
いやホンダが造ったマシーンだからあるかもしれない、
と個人的には期待をしてやまない。

GTRは現代兵器としてどんどん無機的に消化されていくクルマ、
しかし我らがNSXに求めていたのはヘリテージ的な存在感であったが、
もはや今日的にはそういう雰囲気もなくなってしまったのだろうか。

インテリアなどを見ると、
初代NSXの意匠というか系譜を感じらえるところは、
ホンダらしさを感じさせる部分だ。
ここだけは少し安心。

もちろん実際に走り始めたりしないと分からないこともあるが、
モデルと一緒なもので、
クルマもある程度のスペックシート上で想像は付くもので、
ホイールベースや重量や馬力やトルクを並べれば、
世のクルマ好きは凡そのメッセージを受け取れるはずだ。

とりあえず言えることは、
この週末は中古車やのASKと書かれたNSXに、
沢山の電話の問い合わせが入ること間違いなしである。

今できることとしたら…
このNSXを標準車としつつ、
軽量版でかつモーターシステムを排除した、
いわゆるタイプRの復活なのか、
はたまたRSGT3のようなモデルクラスが出てくることを、
期待するしかない。

随分待たせてくれたが、
これがホンダの最終回答なのだとしたら興醒めだ。