タイヤライフ後半に学ぶ

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この前の続き。

タイヤがイキイキ(=前半)しているうちは、
多少荒く左右に荷重を掛け分けても、
タイヤ自体が抱え込んでくれるが、
ササクレだって硬化(=後半)したタイヤだと、
少しばかり操作ニュアンスが変わってくる。
(いや、正しくは変えるように意識している)

前後方向はさほど意識せずも、
左右方向への荷重を掛ける際には、
ややゆっくりと、
ステアリングを送りつつ、
丁寧に荷重を掛けると、
硬化したタイヤも穏やかに潰れ始める。
タイヤライフ後半はとりわけこの傾向が強い…)


いやいやいやいや…

タイヤライフ後半に限らず、
GTのインカメとか、
とりわけニュルのインカメなどを見ていると、
プロドライバーの荷重の掛け方は、
想像以上に「常に」丁寧で、
その操作時間には実際「余裕」がある…

特に速度域の高い、
高速コーナーではなお操作を丁寧に、
ゆっくりと荷重を掛けているのが分かる…


ということは…
タイヤライフの「前半」は「後半」は、
とか言っていること自体が、
そもそも「タイヤ頼り」な少々無茶な素人走り、
をしてしまっている訳で、
本来的には「前半」も「後半」も関係なく、
終始丁寧に余裕のある荷重移動をする、
これが理想的な走り方なのだろう…

どうしても新しいタイヤで、
グリップが引き出しやすい前半は、
クイックに荷重を掛けて、
クイックにグリップを発動させるのが、
どうしても面白くてはしゃいでしまうけど…


そう、
よくよく思い出してみれば、
プロドライバーに同乗してもらっても、
ガチャガチャ激しくクルマを動かすドライバー、
静かに優しく街乗りのように動かすドライバー,
の2通りがある。
(実際後者のドライバーの方が世の中的にも認められていて速い…)

プロなので同じタイムだけを出すことは出来ても、
そこに至るまでの、
クルマの使い方、
タイヤの使い方というのは、
ロガーなどでみると随分と差があるらしい。
(これがクルマをコントロールする技術なのだろう)

一度も乗ったことのない、
オーナー車というイコールコンディションの中で、
空冷993という、
少しばかりドライバーのポテンシャルが垣間見れるクルマだと、
乗車実績のある10数人のプロドライバーの素顔というのは、
ナビシートからでも想像以上に取得できる情報は多い。


タイヤライフ後半の今こそ、
走り方を改めて意識しながら、
丁寧に走ってみる。
学ぶこと多し。