そのブレーキ、オワってるかもしれない

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まず最初に…

993C2のブレーキ
993ターボブレーキに換装したことある人が
どれだけいるか?
がこの話のスタートラインになる。

今回の換装、
かなり珍しい事例であると共に、
かなり衝撃的な考察・結果も得られている。
(ターボブレーキは走行1万キロ走行でOH済のほぼ新品)


「街乗り」「峠」「サーキット」の3段階があるとして、
今回は「街乗り」レベルでのインプレッション結果。
(街乗りレベルだからこそ、見えたことがあった)


早速?
まさかの?
走り始めて1踏み目のブレーキから、
「激変し過ぎていて正直ヒくレベルのフィーリング」
だったのだ…

結論から言うと、
「めちゃくちゃ良い!」
どう良いのかまとめてみた。

まず、
ペダルタッチの剛性感が増してて、
以前よりペダルストロークが短く制動開始、
今までより随分大きな石の塊を蹴っている感覚。
ブレーキラインは以前のステンメッシュを流用)

慣らしも終わっていないパッドローターにも関わらず、
ブレーキ初期から鋭く制動が立ち上がり、
4輪それぞれがガッツリ減速運動している様子が分かる、
何なら以前より踏力は少なく、
圧倒的な制動力を引き出せている。

「以前の1.5倍くらい効く?」
と聞かれれば、
「明らかに、2倍以上、いや2.5倍位効いている」
と答えられるレベルだろう。
改めて「激変レベル」のフィールなのだコレが。


少し冷静になろう。


実は今回のブレーキ換装、
変更要素は複数あり、
このブレーキフィールの劇的な「変化要因」には、
少しの考察が必要なのだ。

今回の変更要素は3つ。
1つは、キャリパーカレラ用→ターボ用に大容量に換装
1つは、キャリパーを7万キロ使用→ほぼ新品に換装
1つは、パッドエンドレスMX72→ディクセルZタイプに変更

今回のインプレッションは、
あくまで「街乗り」レベル。

赤信号の減速時や、
交差点での減速時で、
劇的に変わっているこのカッチリした感覚。

極低速域で、
ブレーキを鋭く踏む込むと、
キャリパーが明らかにパカパカ開いたり閉まったり、
ローターを掴んだり離したりしているのが、
4輪分のフィーリングとしてしっかり返ってくる。

極め付けは、
時速10キロからの減速が、
明らかに「パッ」と「スパッ」となったこと…

峠〜サーキットレベルにならないと、
キャリパーの大容量化と、
上位パッドへの変更を体感し切れないとすると…

そう…
今回の考察結果としては、
「ブレーキ大径化」の恩恵ではなく、
「ブレーキの(ほぼ)新品交換」による恩恵が、
変化要因として大きのではないか?
ということだ。


よくネットでは、
キャリパーなんてそんな開きませんよ?」
みたいな「分かった風」のコメントを見かけるが
これ完全にウソだ。

22年前から、
7万キロ走ったブレーキキャリパーは、
結構なレベルで「賞味期限切れ」にある…
(少しづつ少しづつの劣化だから、まず気付かないだろう)
(実は水冷前期のモデルも、結構賞味期限切れらしい…)

実際に、
「開いてしまった?」かどうかは別にして、
空冷ポルシェの新車時から付いているキャリパーは、
「かなりのお疲れモード」にあるということが、
今回のブレーキ一式換装によって考察できた。

10キロ以下の、
極低速域に於いて、
効きが明らかに違うということは、
そういうことだろう…


参考までに、
我が青銀ポルは1995年式前期型で、
走行は7万キロ、
ほぼ毎週峠を走り回って、
年3-4回ペースでサーキットを走るという使用コンディション。

ストリートオンリーで、
大事に大事に保管されてきた車両でも、
「経年劣化」という部分は大いに疑って良いだろう。
ポルシェは速度域も高いので、
ブレーキは普段使いでも結構酷使されているはず。

元々一般車より、
ブレーキ性能が高いポルシェ故、
その性能の低下や劣化に気付きにくいのも、
災いしているだろう。

きっと、
ターボ用の新品ではなく、
同じカレラ用の新品に換装しても、
「街乗りレベル」に於いては、
ほぼほぼ同じようなインプレッションになったと思われる。


最後に…

キャリパーをはじめ、
ローターパッドなどあらゆる装備が巨大化して、
重量が増えたことが要因なのか?

バネ下がやや重くなったせいもあり、
乗り味とステアフィールが、
4Sターボら上位モデルのような、
しっとりした上品な感じに近くなったことも、
インプレッションとして残しておく。