絶対デフを入れるべき

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デフ搭載以来まだ、
クローズドコースは走っていないが、
街乗りから峠、
高速とその挙動変化は明らかに体感出来る。
確実に良い。

雨の中、
ちょっとした広場があったので、
これはシメシメと、
定常円をしながら機械式デフの挙動を試してみた。


極々低速域から、
緩やかにステアリングを切り回して、
小さな円を描いていく。

アクセルをゆっくりと開けていき、
車速が徐々に上がるにつれ、
濡れた低ミュー路面から、
クルマが離れそうになる。

この「離れそう」になるのは、
車両の重さと、
遠心力からくるものであり、
タイヤグリップそのものが、
破綻するのはもう少し先だ。

このムズムズしながらも、
滑りそうで滑らない領域、
ここが本来的にはグリップが一番発動している、
美味しいゾーンと言われている。

さらに車速を上げていくと、
遠心力がクルマにかかってきて、
思い描いた円からクルマが外側へ、
ズリッと離れていく、
まさにこれが「限界」である。


このタイミングで、
アクセル開度を一段大きく踏み込む!

間髪入れず、
ミュー路面をリアタイヤが蹴り出す!

オープンデフでは体感出来なかったトラクションと、
リアタイヤとの直結感、
「アクセルで車両の動きをコントロール出来る…」

さらに、
アクセルを踏み込むと、
クルマが前に押し出されて、
ステアリングを切った内側方向に、
クルマがしっかりと回頭して進んでいく。

この時点で、
リアタイヤは既に限界を超えた状態にあるので、
アクセルを当て続けると、
クルマはさらに強烈に内側に入り込む。
ほぼドリフト状態だ。

最初は数メートルの大きな円だったが、
この状態を維持すると、
ほぼパイロンの周りを、
クルクルと小さく回れるようになる。

デフ凄ぇ…

以前は、
強烈な荷重移動を発生させて、
強引に旋回しようとしていたが、
オープンデフだとその旋回が「断続的」には続かない。

機械式デフが入ったお陰で、
荷重移動もそこそこで、
アクセルを大きめに当てて、
タイヤ限界領域を意図的に超えさせれば、
意図してクルマを曲げ込むことが出来る。

これを応用して、
サーキットなどでは、
早めに曲げてクルマの向きを変えて、
早めにストレート姿勢を作って脱出、
ということになるのか…

大きなコーナーを旋回中の姿勢は、
数秒間同じ姿勢を維持し続けていると、
ドライバー的には「攻めている感」が味わえるが、
実際は、
スパッと向きを変えて、
まっすぐ出ていく方がやはり速いらしい。


911へのデフ装着、
めちゃくちゃ面白い。

RRは薄氷を踏む乗り味という声もあるが、
上位モデルのAWDの盤石な乗り味よりも、
RRをコントロール出来た時の一体感は筆舌し難い悦び。