ケイマンGT4はストリートファイター

2015Cayman_GT4_0006-618x411.jpg

ケイマンGT4ステアリングを握る人は、
ポルシェ「お初」という人は基本的にいないだろう。
ディーラーもそういう野暮な奨め方はしないはず。

ケイマンGT4に乗る人は、
恐らくどこかのタイミングで911に乗ったことがあり、
ポルシェの魅力を骨の髄まで感じたことがある人々なはずだ。
RRの911でかなり攻め込んだ人々が、
MRのケイマンGT4に辿り着くのではないだろうか。

もっと言うとその人たちは911の前に、
ボクスターやケイマンに乗ったことのある人達にのような気がする。
ケイマンGT4を今回セレクトした人たちは、
ポルシェの系譜の中でMR→RR→MRという華麗な車歴を持ち、
911の魅力とフィロソフィを十分に理解し、
かつMRレイアウトにさらなる可能性を感じているという、
今のポルシェにとって一番の理解者である。

RRの911最強神話より、
より速いクルマがあればそちらを選び、
費用対効果を最大限に求めるニューカマーの層だ。
RRを捨ててMRに挑める人々。

視線の先にはワインディングをはじめ、
その先にはサーキットやタイムを見据えた、
いわゆるアクセルを床まで踏み抜くリアルな武闘派層だ。

なので間違いなくケイマンGT4のパイロット達は、
歴戦の猛者で今でも血気盛んな腕っぷし揃いであろう。
にわかGT4ユーザーはほぼ皆無と想像出来る。
タイヤはこれまたパイロットスポーツカップ2ときた。

ストリートでGT3がGT4のケツを突っついたとしても
GT4パイロットとしてみれば、
これ来たとばかりにGT3をチギりにかかるであろう。
GT4というモデル上の格下が、
各上GT3をストリートで撃破するシーンを見るのはそう遠い日にはならなそうだ。

981型のGT4は生まれながらにして下剋上必死の、
喧嘩を挑まれることを前提とした、
ストリートファイターとして降臨するのだ、
ディーラーで発注した段階で喧嘩はもう始まっている!