これが調律された空冷ポルシェだ

IMG_4166.jpg

真夏の早朝、
近所に気を使いながらイグニッションを廻す。
時間は早いが陽は既に登っていて、
日差しはそこまで強くないが空気は十分暑い。

エアチェックを施し、
到着地で温間2.2位を狙って設定。

夏休み渋滞に引っかからぬよう、
時計を気にしながら道中を足早に走り抜ける。
やはり交通量が多い。
クーラーは直して良かったと改めて思う

山に到着すると、
タイヤはベース良い感じに温まっている、
一気にそのまま駆け上る。

コーナーを1つ越えて行くと、
まだ新しいディレッツァの、
ブロックがしっかりしている感じが、
ステアリングとシートから伝わってくる。
すごく良い。

コーナー外輪に荷重をかける時、
一瞬タイヤがたわむというか、
一瞬タメがある感じが、
こういうステージでは安心感と信頼感があってイイ。
この辺りはネオバと若干違うか?

空気圧も、
パッツパッツではなく。
ピーク時に2.2-3になる位が、
インフォーメーションが豊富で、
接地面も広いような気がして、
タイヤに任せて走れる。
(あんまり低いと荷重を掛けても砕けるような気がする)


いつもは中腹で、
休憩を取ってから再び登るが、
あまりにフィーリングがいいのと、
前走車もいない好コンディションなので、
目もくれず一気に駆け上がる。
(ここをスルーして掛け上がっていく様は側から見てカッコいい)

コーナーが近づいてきて、
少しだけブレーキングを当てて、
フロント荷重を一瞬作って、
そのタイミングで舵をグッと切り込んでいくと、
気持ちよくフロントが食って入っていく。

長いRのコーナー、
ステアリングをゆっくり戻しつつ、
焦る気持ちを抑えながら、
アクセルをジワジワ開けていき、
RRトラクション全開で抜けていく。
LSDが効いている。

早朝の山に響く触●レスの咆哮と、
標高が上がって涼しくなった空気が、
窓の隙間から乱れ入ってくる、
脳みそが洗われる感じがする。

タイヤコンディションも良いが、
LSDを導入してから感じるのは、
コーナー進入時に荷重を左右に振り分け易くなったこと、
立ち上がり加速時に劇的にトラクションが向上したこと、
この2つ。

リアタイヤの荷重や、
トラクションの掛かり具合を、
アクセルコントロールで、
出したり引いたり出来るのはやっぱり面白い。

LSDを入れてから、
耳を澄ましながら運転するようにしている、
片輪にトラクションが掛かり過ぎると、
キョキョキョキョッと鳴き出す、
こうなるとタイヤは、
グリップの限界を超えているので、
この直前までが一番グリップするゾーンと言われている。


空冷911、
ハイグリップタイヤとLSDが織りなす、
加速とコーナーリングは、
まるでカートに乗っているかのような感覚、
現代の最新のクルマでは再現仕切れないだろう。