尊いターボボディ採用の歴史

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今でこそ「カレエス」という言葉は一般的になったが、
この「C2S」というグレードは993に起源を持つ。

このC2S
よくよくその歴史を振り返ると、
実に味わい深い。

993でグレードデビューを果たすが、
次の996では一旦グレード外となり、
10年ほどのブランクを経て997で再び復活、
991でも引き続きエントリーして、
今ではある種の人気グレードとなっている。
991前期のC2Sは特にラディカルな仕上がり)

今でいう991C2Sの定義は、
「C2よりも馬力が少し上の上位グレード」
ちなみにこれは、
先代の997から変わっていない。
ボディサイズもC2とC2Sは同じだ。

さて本題。

しかしながら、
996のブランクを遡った、
993にこのC2Sの定義は当てはまらないのだ。

993C2Sは、
ターボボディを採用したC2の上位グレード」
エンジン、足回り、ブレーキは、
C2のそれと共通となっている。
(トレッドはスペーサー延長で対応)

996のブランク期間中に、
ポルシェ社が色々紆余曲折したのだろうが、
歴史的にみると、
今のC2Sの定義がレギュラーだとすれば、
993C2Sの定義はイレギュラーだったと言えるだろう。

歴史を振り返ると、
ターボボディ採用の定義も刻々と変わっている、
993ではC4S、そしてC2S、
996ではC4S
997ではなんとC4から、C4S
991でもC4、C4Sとなっている。

今となっては、
「4系に与えられるモノ」というのが、
ターボボディ採用の定義となっている。

歴史的に見ても、
二駆のRRがターボボディを纏うというのは、
今後恐らく見られないはず。
(スピードスターとか991Rなどを除き…)


このように今の流れとは少し異なる中で、
993C2Sが生まれたこともあり、
都市伝説のように、
「993末期でターボボディが余ってたから急遽」
などという噂が今でも語り継がれているのだろう。
(だとしたら生産台数はもっと少なかったはず)


993でデビューしたC2Sと、
997で復活したC2Sは、
呼称こそ同じだが、
実は定義は結構異なるという捉え方が正しい。

お分かり頂けるだろうか?
993C2Sは非常に貴重なグレードなのだ。