変わらぬRRのドライブセオリー

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やはり、
最新のポルシェには乗った方が良い。
特に991型や982型に。

速い、
安全、
楽しい、
が間違いない。

冒頭、
「に」ではなく、
「には」である…



コクピットに収まって、
エンジンを始動するだけ伝わるフロア剛性の確かさ。

ステアリングを切れば路面コンタクトも強烈な剛腕さ。

アクセルペダルを押し込めば、
大気を揺らして届く咆哮が脳内をどうにかしようとしてくる。
遊園地のアトラクションのようなカタパルトダッシュ。

ブレーキを蹴っ飛ばせば、
ファーストタッチから100%の制動力を発揮、
地面にワイヤーが付いているかのような錯覚。

コーナーに突入すれば、
日常では見えないようなフロントの景色、
荷重が掛かったままのコーナリングの視界は嘘のように斜め。


申し遅れたが、
これは、
最新のポルシェの話ではなく、
時にして22年前の、
我が青銀ポル1995年製の工業製品の話だ。

今年ラインオフされた、
最新ポルシェも空冷同様の乗り味を披露する。
ポルシェは今も昔も変わらない。


ただ唯一変わったことは、
そのポルシェ本来の「乗り味」を引き出す、
アプローチが手近に簡単になったということだ。

元来「危険」と言われた空冷ポルシェで、
峠やサーキットを速く走るには、
それなりのドライブセオリーが求められる、
もちろんセオリーを守れない場合の代償は大きい。

簡単に乗っても操れる最近のポルシェを、
空冷ポルシェのドライブセオリーのソレを、
そのまま応用して乗ると、
途端に想像を絶するような、
鋭さを披露するのも最新ポルシェの、
隠れた本性とも言えるだろう。
(RRのドライブセオリーは今も昔も変わらない…)


モノは考えよう、
手近に簡単に味わいたい人、
煩雑で面倒に味わいたい人、
人それぞれ。


グーグルマップもいいが、
たまに昔のような地図を開いて道を探してみるのは楽しい。

コーヒーも手軽に飲めるが、
たまには豆を選んで挽いてみても美味しい。

クルマの声など気にせず音楽ガンガンもいいが、
エキゾーストとバイブレーションとの会話もこれまた至極だ。


アスファルトの路面の表情が、
目には見えないのだが、
見えるような気がする、
そんなクルマが好きだ。

だから993に乗る。