ディレッツァZ3と空冷ポルシェの相性

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セッティングもひと段落して、
色々な天候と、
シチュエーションを走り、
ディレッツァZ3の姿が見えてきた。

ストリート~峠レベルなので、
サーキットのフルグリップ状態ではない、
ということを付け加えておきたい。


インプレッションとしては、
「優しい」
「懐が広い」
「ズルズルとグリップ発動」
といった印象だ。

タイヤインプレッションは、
ドライバーやマシンのそれぞれで、
千差万別で「必ず」はあり得ないが、
空冷ポルシェ乗りであれば、
そこそこ参考になるのではないだろうか。


まず、
「優しい」というのは、
ネオバ比較で、
路面とタイヤのコンタクトが終始柔らかい。
決してエアの高低の問題ではなく、
タイヤポテンシャルとして、
マイルドな乗り味を披露する。


次に、
「懐が広い」というのは、
グリップするゾーンと、
グリップしないゾーンの境目が、
ネオバのように、
きっぱり突然訪れるのではなく、
緩やかにその境目を行ったりきたり、
するという感じ。


最後に、
「ズルズルとグリップ発動」というのは、
ネオバのような、
「クックックッ」と常時細かく、
タイヤが路面を掴むような感触ではなく、
「幅広くズルズル」と路面とコンタクトしている、
そんな感じだ。


ロードノイズは、
トレッドパターンのそれの影響か、
「シュワーッ」という、
かなり高周波サウンドを奏でる。
決して耳障りな音ではない。
ネオバは「ドハーッ」か…)


一方、
ストリートレベルでも、
少々やっかいなのは、
タイヤのコンディションが安定しないこと。

峠セクションに入ると、
すぐにタイヤが発熱を開始して、
グリップを発動するが、
内圧の上昇と変化も大きく、
通常時から+0.3程度は平気で上がる…

この内圧変化を嫌って、
今は冷間2.0~2.1での運用で、
内圧上昇を何とか抑えている状況。



つまる所、
「イイの?」「オススメなの?」「どうなの?」
という質問をよくされるのだが、
結果としては、
「リア荷重が大きいRR車には積極的には…」
ということにしておきたい。
(ちなみに、特に後ろの足回りが硬めのセッティングには、と追記)


冒頭でのインプレッション、
「優しい」
「懐が広い」
「ズルズルとグリップ発動」
は裏を返すと、
「剛性度が低い」
という印象を受けている。

ロードインデックスを比較すると…

リア265/35/18で、
ネオバ101W、
ディレッツァ93W。
ネオバのこのサイズはエクストラロード規格対応)

フロント225/40/18で、
ネオバ88W、
ディレッツァ88W。
(フロントは同一の剛性)

スペックからも異なるように、
ディレッツァは「随分と柔らかい」印象を受ける。

少なくとも内圧変化が大きいということは、
タイヤの押し潰され具合が大きいということで、
リア荷重の大きいRRに於いては、
内圧変化の大きな要因となっている。

参考までに、
RE71Rは、
リア97W、
フロント92W、
とさらに硬め。

ちなみにN指定タイヤの、
ミシュランなどはリア101Wとなっている。

グリップ力のタイヤ選びと、
タイヤ剛性のタイヤ選びがあるが、
比較的軽量の空冷911だとしても、
ディレッツァの93Wは剛性不足だろう。

グリップと剛性のバランスを鑑みると、
RE71Rが最適なのだろうか…

タイヤ選びは奥が深い!!!


最後に、
各メーカーのモデルそれぞれ、
得意なインチやサイズがあり、
車両コンディションもそれぞれなので、
このインプレッションが絶対ではない、
ということを改めて補足。