消え去る空冷ポルシェ達

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物凄い勢いで、
国内の空冷ポルシェが、
海外へ飛び出していってる。

それも、
平凡なモデルだけではなく、
スペチアーレクラスも、
バンバン出ていってるのだ。

中古車屋には、
アークティックシルバーの、
993ターボSが2台もあったが、
いずれも既に海を渡る運命にあるとかないとか。
(国内で待った!がかかることを祈るのみ…)

国内に数える程しかいかいない、
993ターボSが、
一気に2台飛び出ていくという勢い、
これが実情だ。
(この「勢い」をどう感じでもらえるか…)


いま、
日本のみならず、
ドイツやイギリス、台湾では、
空前の空冷ポルシェブーム。

ポルシェ本国も、
クラシックのケアに力を入れ始め、
車両を手に入れたいニーズは、
いまや世界的に高まっている。
特にターボRSの買い付けは、
海外セレブのキャッシュ即買いが多いと聞く。

日本を走っていた空冷ポルシェは、
厳格な車検制度と、
日本人の生真面目なメンテにより、
コンディションが良いとされており、
海外で高く取引され、
ビジネスとして恰好の標的となっている。

簡単に見積もって、
しっかりレストアしたモデルなら、
日本で付いているプライスタグの、
軽く倍程度で海外では取引されているのが現状。


この実態を聞いてしまうと、
空冷ポルシェを海外に売り出すことが、
利益に直結するビジネスということで、
皆がこぞってやるのも納得は納得。
(古いポルシェを高く売る超利鞘ビジネス!)

しかしだ、
このままいくと本当に本当に、
国内の中古車サイトから、
空冷ポルシェが消える日が、
下手をすれば1~2年程度で、
訪れたとしても決して不思議ではない。
そんな勢いだ。


「いつかは空冷ポルシェ」
というのは、
本当に見ることのない、
「いつの日か」になってしまうと、
間違いなく断言できる。

「歳とったら空冷~」
「もう少し余裕が出来たら空冷~」
なんて悠長なことを言っていると、
本当にモデルを選ぶことさえ、
至難になるタイミングが訪れそうだ。

そうでなくても、
低走行でコンディション良好な車両は、
タマ数がみるみる減っているし、
そういうタマこそ海外へ行く、
筆頭の車両となっていることも事実。


最近、
「空冷バブルはひと段落だね」
なんていう話を聞くが、
確かに、
中古車相場に関しては、
一時期より落ち着いてように見えるが、
その実情は少し趣が違う。

つまり、
一般のお客に対して売るビジネスから、
海外のお客に対して売るビジネスに、
ひっそりとクルマ屋の方針が、
変わりつつあるのだ。

もはや、
一般人に売るよりも、
外国人に売った方が俄然お得なのだ。

ちなみに、
車両だけではなく、
事故車等のパーツ毎のバラバラでも、
結構な値段で買い取られていくらしい…

斜めに見れば、
日本国内はまぁまぁのレベルのタマ販売で、
海外向けにバリモノを輸出していく、
なんていう逆転現象もないことはないだろう。


何が言いたいかというと、
空冷市場は「落ち着いた」ではなく、
もはや「待ったなし!」の状態であり、
特にスペチアーレクラスを狙ってるのであれば、
「即金で押さえにいく!」
ぐらいの気持ちがないと、
手に入らない状況だ。

「いつかは~」
なんて思ってこのサイトを見て、
指を咥えている方々、
虎視眈々としている方々、
「3年後には間違いなく(いや2年後には…?)」
国内にまともなタマはもはやないですよ。