初期制動を鋭く立ち上げる

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写真は影山正美プロが走行した直後の、
青銀ポル993のフロントブレーキ

冬で外気温が低いということもあるが、
ブレーキを限界まで追い込み、
ポテンシャルを最大限に引き出したドライブの表れ。


プロドライバーと、
素人ドライバーには、
色々な違いがある。

ステアリングワーク、
アクセルワーク、
ブレーキワーク…

他にも種々あるだろうが、
このブレーキワークは、
プロと素人で歴然と差が出る、
スキルポイントの1つである。

ブレーキワーク、
コントロール幅などもあるが、
何より「初期制動の立ち上げの鋭さ」は、
何度横に乗っても異次元の感が過ぎる…

一瞬で息の根を止めるように、
ブレーキペダルを、
渾身の力と速さで踏み潰す、
といったイメージだろうか。
(改めてペダルってえらい丈夫に出来てるなと…)

これがめちゃくちゃ難しい、
低速コーナーなら何とかなるが、
中速~高速コーナーになると徐々に難易度が増していく…


旋回アクションが、
ブレーキングで意図的に面圧をかけて、
タイヤをヨジって曲がる動作から始まる、
と知り始めると、
そのきっかけの動作になる、
初期制動の立ち上がり」は、
超重要な要素なのだ。

この初期制動の立ち上がりの速さは、
まさに「一気」「一瞬」である。
それ故にプロのブレーキングの距離は圧倒的に短い。

この初期制動の鋭さが、
「旋回のきっかけ作り」であると気付くには、
サーキットに通い始めてから分かったことである。

音で言えばホントに、
「ドンッ」と一瞬で表現出来る、
このブレーキングのニュアンス、
「ドーンッ」じゃないのがポイント。


その一瞬の初期制動の立ち上げの中で、
やや早目にステアリングを切り始める、
という日常生活では考えられない動作の組合せが、
グリップ走行を生む…
(極めて感覚的な話で分かりづらいが…)

奥が深くて面白いが、
ホントに奥が深すぎる…

クルマのドライブは、
経験値ももちろん必要だが、
正しい論理の理解も不可欠である。

モータースポーツは、
その理解をした上で、
いかに1周目の動きを、
2周目で再現して修正出来るかが問われる。

モータースポーツは、
再現性のスポーツであり、
結構アタマを使うスポーツでもある。