インディビジュアルになる996

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時代の王、
ポルシェターボ

そのモデル毎に存在した王は、
実はこの911史に於いて、
まだ両手にも満たない数なのだ。
(ざっくりモデル世代毎にカウントして)

その中でも写真の996ターボは、
現代の水冷モデルの幕開けであり、
水冷モデルの初代ターボでもある。

最終型ラインオフから、
10年以上経った996モデルも、
この2016年に於いては、
独特なオーラを纏うようになった。

空冷モデルとまでは行かずとも、
997とは明らかに違う、
「趣(おもむき)」が見える。

特に、
良く手が入れられて、
メンテナンスが行き届いている個体は、
その風情が強い。
(このトレンドは空冷も同じといえる)


NAもしかりだが、
ターボは構成上、
10年以上経過して、
ノーマルのまま乗るは、
なかなか難しい状況を迎えている。

このイエローの996Tは、
エンジン~タービンを刷新して、
いわゆるリボーンを施されている。
(バージョンアップキットで馬力がスゴい…)

マフラーエンドもノーマルに見えるが、
下を覗き込めば、
社外モノがキレイにインストールされている。

ブレーキもGT3を流用して容量アップし、
ホイールはBBSの別注モデルを履く。

レカロシートでインフォメーションを取り、
ネオバで路面を鷲掴む…
(通好みのツボを押さえ切ったチューン)

しかもこの996T、
MTミッション搭載と、
乗り手の心をくすぐる仕様となっている。


「買ってそのまま乗る」はもはや、
996/986モデルでも難しく、
いわゆる「手を施さないと」、
本来のポテンシャルは引き出せない。

それに故に、
996モデルに於いても、
純正とは違う、
いわゆるそれぞれの個性放つクルマが、
ストリートでも目立つようになってきた。
(もはや空冷は1台たりとも似たモデルがいない…)

996モデルはこれからが本番か、
それにしても996Tの立ち姿はキレイだ。
不思議な縁を感じるモデルである。