かくしてタイヤを知る

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初めて履いたタイヤは、
中古で買ったランエボが履いてた、
ブリヂストンのGRIDⅡ。

何のこだわりもなく、
タイヤなんてどれも同じ、
と思っていたあの頃。
(今思えばカピカピのヒドい状態だった…)

このGRIDⅡ、
ろくに振り回しもせず、
早々に葬ってしまったのを、
今になると甚くもったいないと思う。
(タイヤのメートル原器になったかもしれない)

その後すぐにヨコハマNEOVAを履き始めるが、
今思えばそのポテンシャルの4割も発揮せずに、
まっすぐの縦方向だけを終始使っていた気がする。
(今思えばAWD乗りというのを勘違いしていた…)


タイヤの面白さに少し気付き始めるのは、
E46に乗り始めた頃。
当時流行っていたコンチネンタルの、
CSC5Pを履いてコーナーを何となく攻め始め、
タイヤの「横方向グリップの存在」に初めて気付く。
それでもタイヤ性能の5割程度しか、
引き出せていなかったと思える。
(ちなみにKW+CSC5Pが過去最高の乗り味という認識)


サーキットに初めて行くのが987。
ここで初めて「荷重をかけて走る」という感覚を知る。
確かこの時の純正装着タイヤはピレリPZERO
ピレリ自体の印象は特段良くもなく悪くもなく…)

荷重をかけながら、
コーナーを旋回するということを覚えて、
日常でも随分とタイヤに意識を持っていけるようになった。
それでもタイヤポテンシャルは6割強程度だっただろう。
987は車輌ポテンシャルが高過ぎたせいもあり、
NEOVAなどのハイグリップを履かせたら、
超絶面白かったと今思う。


そして今の青銀ポル993、
タイヤは再びNEOVAを愛用。
サーキットに3カ月に1度のペースで通い、
987時代の「荷重をかけながら」の走行から、
ブレーキング動作を伴う、
「フロントタイヤを意図的にツブして」の走行へ、
いわゆるグリップ走行にやっと到達。

E46で「縦方向から横方向への気付き」、
987で「断続的に荷重をかけて走る」、
993で「ブレーキングでツブしてグリップで走る」、
と徐々にタイヤの構造や使い方を会得して、
着実にタイヤの引き出し方や、
引き出し過程の面白さにひき込まれている。

それでも、
コーナーでグリップの破たんする直前ギリギリまで、
のコントロールなので構造上8割強程度までの、
素人のタイヤポテンシャルの引き出し具合と推測される。

プロは、
その更に先の領域で、
旋回中に「滑っては戻し」の細かい繰り返しをして、
カウンターというよりは、
細かい修正舵を取りながらコーナーを駆け抜けていく。

グリップが限界を超えかけては限界内に戻し、
戻しては限界を超えと、
タイヤグリップの最大値あたりを、
ウロウロ出来るのがプロドライバーの、
異次元領域である。
(この領域にはビビって突入出来ていない…)


今は色んなタイヤを試して、
その趣やテイストの、
味わいを楽しむのが至極楽しい。
よってメートル原器はNEOVAとなっている。

空冷ポルシェ乗りの間で評判の良い、
ダンロップDIREZZA ZⅡを筆頭に、
絶対グリップのブリヂストンRE71Rなど、
青銀ポルで履き比べしてみたい。
ヨコハマ党を誓ってきたので、
A052ももちろん気になるところだ。


1つ言えることは、
今まで乗ってきたどのクルマよりも、
ポルシェ911 993型が、
「タイヤを感じやすかった!」という事は事実。
(そういう仕様にしている点も多分にあるが)