ポルシェを鉄壁に守るには

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最近北関東を中心に、
スポーツカーの盗難が相次いでいる。

自動車はナンバープレートもそうだが、
車体ナンバーも刻印されていたりして、
国内での再販はなかなか難しい。

基本的には、
国産チューニングカーであれば、
パーツ毎にバラバラにして売られたり、
高級外車であれば謎のルートで出国だろう。

まれに、
アブないクルマとして、
車体ナンバー部分を、
切り取って売られてるクルマもあるらしいが、
この手のクルマを売ってるところは随分ヤバい…



この手のクルマの盗難は、
所有している全ての人にとって他人事ではない。
(このブログを読んでる人などは猶更だろう…)


クルマを守るには、
いくつかのセーフティーネットがあるが、
盗難されたいずれのケースも、
これらのセーフティーネットが、
複数の要素で破られている可能性が高い。
(どれも該当しない場合は極めて危険…)


1つ目は「置き場所」。

盗難が首都圏ではなく、
いわゆる郊外に多いのは明確で、
土地が広く、
駐車場の確保が容易という理由。
(一軒家が多いというのも特徴だろう)

つまりは「平置き」だ。
大半のクルマが平置きで、
ヤられているのが実情である。

パレット駐車で、
地下や2階にあったり、
タワーリング駐車であれば、
この盗難率はガクンと下がる。



2つ目は「監視システム」。

都内のタワマンや、
ある程度の規模の集合住宅であれば、
監視システムも整っているので、
確実にヤられにくい。

高級タワマンであれば、
駐車場の入り口自体にリングシャッターがあり、
タワーリングにもカードシステムが導入されており、
この2重システムをくぐるのは至難だ。
(そもそもこの時点でカメラに写りまくる)



3つ目は「車輌自体の盗難対策」。

実は1つ目も2つ目も、
外的であり、
環境的な要素が強く、
「いわゆる諸事情」で、
実現出来ないことが多い。

つまりこの3つ目の要素で、
対抗・防衛している人がほとんどだ。

お気づきだろうが、
この3つ目のセーフティーネットは、
種々あるが「基本的には脆弱」と、
強く認識しておく必要がある。
(なぜならば大半の人はこれでヤられているから…)


ベーシックかつ多勢は、
車輌盗難防止システムだろう。
触れたり、
揺すったり、
開錠したりすると警報音が鳴るアレだ。

コレも国内外種々あるが、
結論盗難システム自体を破壊されたり、
もしくはダウンさせられると全くもって意味がない。
精神安定剤に数十万は高過ぎる、
不安商法甚だしい。


GPSシステムだって、
場所は分かっても、
「分かった時」には既にそこに、
クルマはないワケだったりもする。

気づいてみた時には、
既に相模湾の上にクルマがあったりするらしい。
ちなみに洋上に出てしまうと、
法律の都合上追っかけられないらしい…
まさかの時には既に遅しな歯がゆいシステムだ。


ハンドルロック、
フューエルカット、
バッテリー外し、
色々あるがこれらいずれも、
「復帰」「復旧」「解除」出来るものであり、
この手のプロであれば、
ホントに数瞬で破れるハッタリだ。


守りのレベルを上げるには、
「あるべきモノをそこから無くしてしまう」
がぐっと守りの度合いを上げるのに役立つ。
(自転車のサドルを持ち去っておく、みたいな)


ここで少し俯瞰して見ると、
クルマの盗難方法はおおまか2種類あり、
「積車載せ」もしくは「自走」だ。

ちなみに自走は、
夜にエンジン始動音がしたりするので現実味は薄い。
ナンバーを取り換えてもNシステムなどもある。

積車載せは、
エンジンを始動させずに、
ワイヤーで引っ張れば載せられるので、
こちらの方が静粛性には優れている。


いずれも防ぐには、
タイヤをすべて外しておくのがベストだが、
乗り降りする際に、
毎回取り外しをしているワケにはいかない。
エンジンをいちいち降ろすワケにもいかない…)

では、
「何を外すこと」で現実的にクルマは守れるのか?



現状オススメ出来る具体的な策は、
冒頭の写真イメージの、
ハンドル外し」である。

純正のクルマだと難しいが、
スポーツカーやチューニングカーであれば、
ハンドル取り外しが可能な、
システムを導入するのが確実だ。
(ポジションの問題で導入するのが本来的だが)

これを取り入れることで、
一番のポイントは、
「舵を切れない」というところだろう。

大半の駐車場は、
舵を左右に切って駐車しているはずなので、
ハンドルが切れないクルマを、
運び出すのはウルトラCである。


仮に積車のワイヤーで引っ張るにしても、
積車と駐車場が直線で並ぶ必要があり、
そんな環境はなかなかもって難しい。

書いてみて思うが、
やはり郊外の広大な一軒家の、
平置きだとこのハンドル外しも、
ヤブられてしまうのだろうか…


セーフティーネットは、
1つだけではなくて、
少なくとも2つ掛け合わせれば、
そう簡単にはヤられないだろう。

盗難のプロを、
精神的に乱す要件を、
いくつ揃えられるかが、
盗難からクルマを守る鉄則と言える。



ちなみに、
一番ヤバい手法は、
1日目に鍵穴をしれっとコピーして、
2日目に颯爽と、
コピーした鍵でそのまま乗って持って行かれる、
というパターンらしい…(滝汗)
(そもそも手が触れる所にはクルマを置いてはいけないのだ!)