ホンダは何屋だったのか?

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やっぱり話題になるNSX

NSXと言えば、
ノペッとした低いアルミボディで超軽量、
価格は1000万で、
ジャパニーズのスポーツカー!

あの伝説のクルマは、
栃木の専用工場で作られているんだって!
と当時話題だった。

GTRと双璧をなし、
日本のスポーツカーの象徴とだけあり、
新型NSXの反響は大きい…


色々な自動車記事やSNS、
ホンダのHPなどを見た感想は…

ホンダを感じない」

もちろん、
インプレ等を見て走行性能は凄くイイらしい。
(それはそうだろう…)

近しい有識者いわく、
サスペンションのジオメトリーなども、
見た感じは至極理想的なポジションらしい。
(それもそうだろう…)


でも、
直近シビックタイプRの時のような、
ワクワク感が薄いのはどうしてだろうか?

価格が高過ぎて、
ストリート感(=庶民感)が足りないから?
(それだけではないのでは…)



ホンダってエンジン屋」じゃないの?

ホンダのスピリッツ」ドコに?



もう売り文句のVTECもなければ、
高回転という文字も見当たらず、
「目を疑うようなスペック表」
に全てのメッセージを任せた、
と言わんばかりのプロモーション。

いや、
そりゃ試乗で乗ってみたら、
誰もがドーパミン出まくりの、
大興奮の一台であることに、
間違いはないが、
ジャパンのホンダって、
そういうプロダクトメーカーだったっけ?
である。


情熱的なエンジン、
官能的な回転フィール、
軽量なボディウェイト、
これらがホンダの信条であったように思うが、
どうやら今回は違う模様。

さらに、
興醒めしたのは補器類の多さ
ラジエーター3コ、
インタークーラー2コ、
熱交換器10コ、
ミッションクーラー2コ、
こんなドーピングだらけのクルマ、
どんだけメンテして金をかけて乗れ、
というのだろうか?
20年後も元気に走れるかこのクルマ?

未だにEK9だけでなく、
EG6のような古参までもが、
サーキット等で暴れまくっているのは、
ホンダのモノ造りが、
しっかりしていたからではないか…


価格もスペックも、
間違いなく世界に比類する、
スーパースポーツの仲間入りした、
新型NSX

でも、
ポルシェターボとも、
アウディR8とも、
そのモノ造りの骨太さに違いを感じるのは、
この空虚感は一体何だろう…

ニュルのタイムを高々と掲げもせず、
サーキットキャラでもなく、
ラグジュアリーキャラでもなく、
よく分からない立ち位置でのリリース。

ハイブリット化するって、
こんな風アヤフヤになってしまうことなのか?
違うだろうジャパンのホンダ!

もっと、
もっと、
タイプRが出た時のような、
興奮するホットモデルが後から出てくると、
信じている。


オハイオ工場生産というのも、
世界規模メーカーとしての為替配慮で、
経営戦略だともちろん理解は出来るが…

国産の雄であれば、
仮に場所がオハイオだとしても、
GTRのような「匠」が、
丁寧に組み付けをしていて、
エンジンに息吹を吹き込んでいるサマを、
多少の演出があっても良いから、
見せて欲しいものだ。


そう言った意味では、
日産の匠たちが、
GTRを国内工場で組み付けている姿を見ると、
胸が熱くなるモノがある。

しかも当初800万程度で、
あのプロダクトを国内に放った日産の気概は、
ホンダは見習うべきだろう。