油温ナーバスの都市伝説

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空冷ポルシェの温度管理は難しくない。

水温を気にする必要がないので、
油温だけ注視していれば良いので簡単である。

そして、
「渋滞ですぐ油温が上がる」は都市伝説だ。
(ポルシェクラッチの話も都市伝説だった…)

空冷ポルシェの油温事情は、
そんなにヤワなものでは決してない。
(いくつかチューンは施しているが大筋フルノーマルも同様)

1000キロに一度オイルは継ぎ足し、
0.5~1リットルの補充量が凡そ。
オイルゲージが上がらなくなってきたら即補充、
これはルーティンとして徹底している。

我が青銀ポルは、
排気システム交換時に、
エンジンを取り巻く大物、
ヒートエクスチェンジャーを、
潔く取っ払っているため、
熱のこもりが随分と軽減されている。
(現状は片側だけワンオフでヒーターを装着)

また、
エンジン下のアンダーカバーは、
チタンエキマニの「割れ防止」のため、
走行風を常に当てて冷やす、
という思想の下、
これまた潔く取っ払っており、
走行している限りは、
走行風が常に当たるので、
基本的にはエンジン周辺に、
熱がこもらないようになっている。

この3点により、
少なくとも街中の渋滞レベルでは、
油温上昇の気配は一切感じられない。
(灼熱のギッチリ渋滞でも針が気持ちフワッと上がる程度…)

ヒートエクスチェンジャーと、
アンダーカバーを取り外してから、
エンジンを切った後に、
冷却ファンは一切回っておらず、
いかにこの2つが熱害の要因だったかが分かる。



では、
富士本コースや、
ショートサーキットを走りまわってみたら
どうであろう。

これまた「空冷」なので、
走っている限りは、
走行風により常に冷却されるので、
常時高回転域を維持した走行でも全く問題ない、
極めてタフだ。
結構な時間高回転を維持しても余裕である。

もちろん走り終わって、
即ピットに戻りそのまま停車となれば、
風も当たらなくなるので、
ややも針は上の方に上がるが、
そのままオーバーヒートになることもまずない。
(普通はクーリング走行すると思うが…)


確かに、
純正ヒートエクチェンジャーで、
アンダーカバー付だった頃は、
今よりは油温が上昇していたような気がする。
(それでもモクモクと目盛が上がることはなかった)


とは言え、
誰が言いだしたのか分からないが、
空冷ポルシェ、
とりわけ993型に於いては、
夏場の渋滞も、
サーキットの高負荷走行も、
まったくもって問題なくこなせる、
ということは間違いない事実。

少なくとも、
富士本コースの周回などに於いては、
まずタイヤがタレ、
続いてブレーキのフィール変化、
追ってドライバーのスタミナ切れ、
となるが、
エンジンはタレる雰囲気は微塵もなく、
悠然と回り続けているのがいつも印象的だ。


ノーマルでも俄然問題ないが、
とりわけヒートエクチェンジャーと、
アンダーカバーを取り外したことによる、
走行風による恩恵は大きいと、
付け加えておきたい。