ステアリングに革命を

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レジェンド影山に、
「もう少しステアリング近いとイイ!」
と言われ、
言われてみればそんな気がして、
気になり始める。

確かに、
大舵が決めにくかったのには、
このステアリングのピッチが、
影響していたのかもしれない。
ストリートでは気にならないことが、
サーキットなどに行くと気になり始める。


「もう少し」というのは、
ホントに「もう少し」で、
今よりコブシ1個分位手前に、
という具合だ。

微妙な距離だが、
ステアリング付近のこのレベルの調整は、
幾分繊細なハナシで、
ついつい拘りたくなってしまう、
クルマ作りに於いては譲れないポイント。


ステアリングのピッチを縮める方法としては、
「シートを前に出す」
もしくは、
ステアリングを延長する」
の二択だ。

クラッチや、
シフトの適正な操作距離を考えると、
前者のシート移動は選択肢としては、
現実的ではない。

そうなるとステアリングの方を調整となる。


ステアリング調整は主に、
「安くてお手軽なボス延長」
そして、
「ステアリングそのもの交換」
の二択が基本となる。

しかしながら、
先に結果からお伝えしておくと、
今回は上記の二択からではなく、
「第三の手法」で、
このステアリング調整は落着となる。
(既に写真でお気づきかと思われるが…)


まずはステアリング交換を検討。

実は虎視眈々と、
昔からディープコーンタイプに憧れていて、
いつかは装着してみたいと目論んでいた、
ついにその時が来た。

911のレースシーンを考えると、
ここはOMPのコルシカ33Φをチョイスして、
深々10センチレベルのディープコーンに、
イエローのハンドルセンターサイン付をと、
ニヤニヤ想像してた…


だがどうしたことだろう、
実際にマッチング検討を始めると、
現行のボスとのマッチングや、
ステアリングまでのピッチが、
パッといい具合に計算上仕上がらない…

他のOMPモデルなら、
計算上マッチングするが、
コルシカ33Φ狙いとなると、
一向にうまくいかない。
一気に萎える。
ステアリング交換は一旦断念。


次にボス延長を検討。

この場合、
ステアリングは、
現行のナルディ34Φのままとなる。
コスト的にもミニマムで経済的なチョイスだ。

現状は2.5センチ程度の、
スペーサーは噛ましてあるので、
これをもう少し長いスペーサーへ交換、
という作業だ。

まぁこの策でもいいかと思っていると、
このスペーサー選択もピッチが、
なかなかうまいことマッチングしない…
ボス延長も一旦断念。

どうしよう。



そんな時、
店長のお下がりということで登場したのが、
ワークスベル製のラフィックスⅡ!

モノそのものが、
6センチ程度の全長を持っているので、
従来の2.5センチ程のスペーサー分を、
マイナスすると都合4.5センチ程の延長となる。
これだと今よりちょうどコブシ1個分、
ステアリングが手前にくる!

このラフィックスⅡ、
本来的には、
盗難防止目的などがあるらしいが、
今回はステアリングのピッチ補正が主目的で、
こちらのパーツ導入となった。

御存じのように、
ステアリングの脱着が可能になったことにより、
シートポジションを固定したまま、
ステアリングをカポッと外して、
乗り降りする形になるので、
利便性は格段に向上した。

気になる走行インフォメーションは、
これまたガタつき等まったくなく、
まま「延長された」という形になり、
仕上がり具合に大満足の結果となった。

結果として気付いたことは、
フルバケットシートの背面からの、
インフォメーションが安定的に提供されるようになったということ。
もしかすると街中等でも、
ハンドルを取りに行く際に若干カラダが、
無意識のうちに少しだけ起き上がっていたのかもしれない。

そして何よりも副産物は、
ステアリングが取り外し出来るようになり、
随分とレーシー仕上がりになったということ。


ずっと認識はしていたものの、
このパーツ装着してみると、
随分とその使い勝手の良さに、
もっとは早く導入すればよかったと思った次第。

決めつけは、
このラフィックスⅡなんと車検対応モデル、
というお墨付きだろう。

「ステアリングが取れる(外れる)」
というのはドライバーにとって、
正直「???」な部分と、
何とも言えない不安な部分が入り混じるが、
実際のモノのクオリティや、
ボールロックシステムからしても、
文字通りそれは「杞憂に終わる」と言えるだろう。


ハンドルを外す前に、
その固定概念を外すことが必要か。