ほえろ!982型!

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やっぱりどうしても、
先日のアイドル音が納得がいかなくて、
晴天の日を狙って再度チャレンジ。

全く乗りかえるつもりがないのに、
いつも快く試乗をさせてくれる、
担当営業に感謝。

今度は実走。
モデルは標準車のボクスター

もはや試乗車も全て右ハンドル、
結果として左のオーダーは随分少なかったらしい。
MT比率も10%を切っている状況。


結論から言うと982型、
「コレは、欲しい…かも」。
(と「一般的には」乗り換えを決意する出来栄え!)

街中レベル+α程度の走行であれば、
991後期型より、
この982の方が断然欲しい!


ミラーに映るリアフェンダーの峰は、
987では見ることの出来なかった盛り上がり、
車格が上がったことを改めて感じさせる。

シフトノブは、
空冷ポルシェからすると、
随分と高い位置かつ手前にある。
同じポジのMT車を想像すると、
腕でシフトというより、
手首でスコスコ軽くシフトする感じか。
(ちょっとばかしバスのシフトのような気も)

ペダルレイアウトは、
依然として全然イケてない右ハンドル車、
ブレーキペダルのセンターは、
ちょうどステアリングセンターの真下にある、
タイヤハウスか燃料タンクか?
(こんなポジなら絶対右ハンドルでは乗りたくない…)

信号待ちをすると、
プスンとエンジンが停止、
かたや発進時のエンジン始動もスムーズで、
これまた全く気にならない。
(とすればこれは良いシステムなのかも)

街中走行だと、
PDKはポンポンとシフトし、
平気で5速ぐらいまで入ってしまう、
随分燃費は良さそうだ。


MRレイアウトから来る、
中央にマス感が「ギュッ」と寄った乗り味は、
街中だと911よりすこぶる快適で軽快。
自分の肘後方あたりに軸を持っている感じ。

先々代の987に比べると、
フロア剛性が圧倒的に高く、
オープンにしてても、
オープンであることが分からない程の剛性感。


さて、
踏みつけてみる。


ぉおっ…速いっ!


カタマリ感を維持しながら、
想像の30%上をいく加速をし始める、
この「想像を超えてくる加速」は、
ターボの成せる技。

メーターに目を移してみると、
ブーストは1キロ程かかっている。
991後期型とは異なり、
キッシュゥゥゥとブーストがかかっている音が、
しっかりと左方向から聞こえる。
(これはブローオフ付けたらもちろん鳴るのだろう…)

今度は、
モードをスポーツモードに変更。


エンジン停止システムは解除され、
PDKのシフトスケジュールも変更、
エンジンの吹けが鋭さを増す、
これが標準ですと言わんばかりの雰囲気。
市内のトンネルに進入。

パドルでシフトダウンをリクエストして、
アクセルペダルを踏み付ける、
フラットアウトを狙うが、
想像以上に速度が乗り過ぎて、
緩いカーブがいきなり近づいてきて踏み抜けない、
速い…。

標準車ボクスターの4気筒ターボは、
スポエグ未装着のノーマルながら、
派手なエキゾーストを響かせて突き進む、
低音が効いた太めの轟音と言おうか、
ビートの効いた挑戦的な音がする、
脳がもっと踏みたいと訴えてくる。
(鳴るというより咆えるようなエキゾーストを奏でる)

フラットアウトに出来ず、
少しアクセルを抜いた瞬間、
今度は後方から「ズッバババッ」と破裂音、
AMGのような演出(笑)
でもこれがまたカッコイイ、
悪くない!


ブレーキをワザと雑に踏み下ろすが、
かなりの車速からでも、
挙動を微塵も乱さずに、
平然とスピードを殺していく、
初期制動もスムーズで、
奥目に踏み込んでいくと、
適正に制動量が段々と増えていく。
完璧なブレーキチューン。
減速時にもフロアの強さが目を引く。

アクセルを薄く踏めば、
さながら高級タクシーのようなライド感。
アクセルを踏み付ければ、
いきなりエリートスポーツカー。
乗り手の意志に適宜適正に応える躾の良さ。


車庫入れまで味わうのが試乗。
ミラーを可倒してラインを確認、
あれ?
駐車場に入ってきてから、
何でこんなに気持ちがいいのだろうか。

最新車ということもあり、
ステアリングアシストが標準でも随分強いが、
この試乗車は、
低速域のアシストが更に強化される、
サーボトロニック」というオプション搭載で、
これが感動的に快適!
5万程度なので強くオススメ(笑)


結論からして、
このクルマのオーダーが好調のワケは納得。
コスト感覚を、
乗った感覚が上回る満足感がある。


少しだけマイナスなことを書いておけば、
一昔前のボクスターとかよりも、
随分と速さが強いので、
ポッと出の人が、
ポッと乗ってすっ飛ばすと、
とんでもない速度域に突入するので、
想像を超えてしまうような、
重大事故と背中合わせの可能性は高そうだ。
それぐらいのスピードを持っている。


新型982
これだったらPASMなしの、
スポエグだけ付けてMT侍仕様で乗ってもいいかも。

アイドル音は確かに気になったけど、
走り出してしまえばそんなの気にならないポテンシャル。
というかそれを忘れさせてしまうような走りを披露する。

6気筒不敗神話が好きなファナテイックにこそ、
是非試乗することをオススメしたい。
食わず嫌いではもったいない。