これでいいのか718?

IMG_8824.jpg

土砂降りの中、
新型718を見せてもらう。
大雨により他の客はいない。

718BOXSTER S、
カラーはレーシングイエロー。

718は、
MTとPDKが選べるが、
既に左ハンドルは、
オーダー期間を終了しており選べない。
試乗車はもちろんと言わんばかりに右ハンドル。


外装と内装は、
981型を踏襲しており、
目立った変更点は少ない。
とりわけ内装と幌の質感向上は目を見張る。

そう、
ナニハトモアレ、
問題は、
あのエンジンだ。

数々の走行インプレッションでは、
その走行性能は、
非の打ち所がなく、
すこぶる良いらしい。
ポルシェなら当然だろう。

気になるのはエンジンエンジンエンジン…


スポエグ未装着の、
BOXSTER S、
クランキングも早々に、
ズバッとエンジン始動。
4気筒とは思えないしっかりした音がする。

エンジンのかかり始め、
冷感時はまずまずなアイドル音を刻み続ける、
噂のように悪くないじゃないか?


ただ、
冷感モードが終わると様子は一変。

始動から凡そ1分後、
突如としてアイドル音は劇的に細くなり、
ついにはエンジンからなのか、
いわゆるカラカラ音が聞こえ始める、
4気筒ゆえの音なのか。
(冷感時の味付けは強引な演出なのか?)

ショック過ぎる…

立ち直れぬまま、
次はアクセルを吹かしてみる、
ピックアップは抜群で、
タコメーターもビンビンと跳ね上がる。
ターボ系のノイズは聞こえない。

だけど、
どうしたことか、
まるでAMG車のような、
ドロドロ低音サウンドを奏でるではないか、
そしてその演出は極めて中途半端…
(A45みたいにもうバリバリするならそうフレばいいのに)

あの硬質な、
メカニカルな、
粒子の整った音を吐き出す、
官能的なエキゾーストはどこへ行ってしまったのか?

全体的にバラつきのある、
まとまりのないサウンド…



この718セールスに関しては順調の様子。

ポルシェお初の方には、
間違いなく最高のクルマに写るだろう。
600万中盤から是非お楽しみ頂きたい。
走行性は間違いないポテンシャルを有している。

しかしながら、
981987のオーナーからすると、
がっかり甚だしい仕上がりではなかろうか。


直近の、
991後期のターボ化は、
リリース前に随分と界隈を賑わしたが、
多くの雑誌でも書かれたように、
自分で試乗したインプレッションからしても、
ある意味で成功、
もしくは革命だったと思う。

一方で、
この718ダウンサイジング4気筒化、
これに関しては現段階では、
失敗の雰囲気を感じざるを得ない。
(もちろん世の平均点は余裕で超えているが…)


ターボ化は、
ポルシェの歴史の中で、
多くの実績を持ってして、
かつ伝家の宝刀として、
991後期で満を持してリリースをされたが、
今回の4気筒化は、
さすがに構造として誤魔化しきれなかったのだろうか?

ポルシェをもってしても、
4気筒のフィニッシュはこんなものなのか?

エンジン音もさることながら、
エキゾーストに関してはスボエグ仕様、
あとはここから続くGTSやGT4の上位モデルに期待をしたい。