雨の山に入る

雨と分かっていながら、久し振りに走りに出る。やはり、ドライの時には気付かなかったことに、色々と気づかされる、この洗練されるこの感じ…いつもより少し早めのブレーキ、いつもより少し余裕を持ったライン取り、いつもより気にする路面の状況、いつもより臆病になるリアタイヤの感触。ちなみに左側の落ち葉に乗りながら、アクセル開度を大きめにすると、結構な勢いで滑り始める(笑)どんどん感覚が研ぎ澄まされていく。不整路...

Guntherwerks 400R

毎日嬉しいニュースばかり。今度は本家ポルシェではなく、アメリカ発guntherwerksが、993をカーボンボディでレストアさせた。(ポルシェはボディはオリジナルだったのと正反対)空冷エンジンを4.0リッターまでスープアップさせて、全身を最新鋭のカーボンボディで武装して、前後ワイドフェンダー化して逞しい太ももの中には、遥かにワイドサイズのタイヤをはかせて、ノーマルよりも獰猛に路面を掴まんと…まぁ6000万という価格もそ...

Classic ‘Project Gold’

スバラシイ。まずはこの言葉を贈るべきだろう。そしてそのモデルが993であったことに、殊更の喜びを感じる。先進自動車メーカーが、昨今の環境問題等を度外視して、20数年前の車両の、オリジナルコンディションを再現する、という途方も無いこの企画、ポルシェファナティック達が、夢に夢に見ていたことをやってのけてくれた。実際の所は、「ポルシェクラシックが稼働し始めましたよ!」ということを全世界に発信する、ローンチキ...

もはや見た目だけ空冷ポルシェな域に…

英グッドウッド2018、温故知新のフェスということで、最新と古いポルシェが入り混じった祭典で盛り上がった様子。中でも空冷ファナティック達は、今回もまたシンガーの出展したあの白いDLS車両に、興味津々だろう。(写真はその車内の様子)大丈夫だ心配することはない、メディア対策をバッチシ意識しているので、シンガーのHPにはしっかり詳細が上がっている(笑まぁよくよく各種記事を読んで見ると、もうホント空冷ポルシェであ...

エンジンルーム改革 第2章

前の流れはこちらから。マグネシウム製の、オルタファン、オルタファンハウジングの塗装を完了。オルタファンに関しては、ご存知のようにハウジングとのクリアランスが、これでもかという程狭いので、予め羽の方を削って、塗った際の双方の厚みを考慮。(結果としてクリアランスはバッチリ確保出来ている)無骨なエンジンルームの中央に、いきなりこの様な花が咲くと、想像はしていたことだが他が突如として目立ち始める、ある意味...

エンジンルーム改革 序章

空冷ポルシェのエンジンルームは、モデル初期から、基本的にレイアウト踏襲しており、最終型の993に到るまで共通点が多い。空冷ポルシェオーナーであっても、あまり興味のない人にとっては、どのモデルでこれが付いてるとか、このモデルからはこれが付くようになったとか、正直細かくでどうでもいい話なのかもしれない。(いや、ここに書かれていることはほぼどうでもいい話だが…)まず、このエンジンルームの写真というのは、正直...

最強ラジアルRE71-Rの感触

Sタイヤに匹敵するグリップとも言われる、国内最強ラジアルタイヤと名高いRE71-R。サーキットの早速フル荷重というワケにはいかないが、早速峠レベルでRE71-Rをガッツリ試してきた。ファーストインプレッションとしては、「すごく初期からベタベタしたタイヤ」という印象を受けた。街中を極低速域で流していると、路面の小石をタイヤが引っ付けて、インナーフェンダーにカチャカチャ当たっている音が聞こえてくる。随分と粘着質だ...

993カラーバリエ変遷

ちょっとシツコイ系のネタ。993ボディカラー設定の変遷。ざっと並べるとこんな感じ。(実にシツコイ系のネタだがお許しを…)(標準色)ブラック(94-95-96-97)ガーズレッド(94-95-96-97)グランプリホワイト(94-95-96)スピードイエロー(94-95-96)リビエラブルー(94-95)アマランスバイオレット(94-95)ブルーターコイズ(96-97)パステルイエロー(97)グラッシャーホワイト(97)(特注色)ブラックメタリック(94-95-96-...

空冷ブームはとうの20年前に終わっている

凡そ20数年前にデビューした993型。空冷最終型で20数年前。よくよく当時の雑誌を見返してみると、そのチューニング熱は90年代後半かはら00年代前半をピークに、以降下降傾向にある。クルマのチューンはデビュー早々が熱いのがセオリー。当時各ショップはこぞって最新の空冷ポルシェに挑んでいた。(どこのサーキットで何秒だ、湾●で何キロ出た、とか)元々かなりのレベルでまとまっているポルシェということもあり、チューニングで...

ビッ!と走らせる!

「なぜ、ビッ!と安定しているの??」それは…クルマが「ビッ!」となるように走らせているのだ。同じポルシェで、同じようなチューンドで、同じスピードで、同じラインを走ってても、なぜか膨らむと…911のコーナーリング姿勢は、最初がしっかり決まれば、かなりドッシリ安定。最初=進入時に、勝敗はほとんど決していると言える。特にフロント荷重がかかりづらい、平坦な道の時には、意図的にフロントグリップを引き出す走り、ブ...

空冷ポルシェ中古車市場2018年春

数年前に比べて、空冷ポルシェ全体のタマ数が圧倒的に減った。要因は空冷バブルに端を発する、国内の於ける買い漁りと、国外への利益追及の転売。一番手近な価格で、乗って面白いMTミッションの、カレラ2が各世代激減しているのが特徴的。993中古市場は、カレラ2で500-1000万、カレラ2Sで600-1200万カレラ4Sで1000-1500万ターボで1500-2500万、993RSが2500万-4000万、という動態。「993 中古」で、ネット検索で引っかかるのは、い...

Mgという素材

空冷ポルシェのエンジンルームは地味だ。エンジンの基本設計が古いこともあるが、見た目は度外視されていて色気はない。とりわけ、ナロー時代から、ルーム中央に鎮座する空冷ファンは、ある種エンジンルームの顔である。このファンもまた、写真のように味気のない色形をしており、経年劣化の古ぼけ感はこれを更に加速させている…(もちろんこの無骨さも空冷911らしさでもあるが)さて、もうここまで来たら、次の展開はお分かりだろ...

タイヤライフ後半に学ぶ

この前の続き。タイヤがイキイキ(=前半)しているうちは、多少荒く左右に荷重を掛け分けても、タイヤ自体が抱え込んでくれるが、ササクレだって硬化(=後半)したタイヤだと、少しばかり操作ニュアンスが変わってくる。(いや、正しくは変えるように意識している)前後方向はさほど意識せずも、左右方向への荷重を掛ける際には、ややゆっくりと、ステアリングを送りつつ、丁寧に荷重を掛けると、硬化したタイヤも穏やかに潰れ始める。...

MT車を司るシフトノブ

クルマとカラダが接するポイント、シート、ステアリング、シフトノブはこだわりたい。この3点のみで、クルマとコンタクトすることで、1トン超えの物体を超高速で動かすのだ。シートはレカロ、ステアリングはナルディ、シフトノブはあえて純正を貫き通していた。驚くのは、25年近くたった今でも、あれだけ頻繁に手に触れるシフトノブが、擦り切れたり色褪せたりしないこと。誠に素材のクオリティが高い。実は、このシフトノブという...

再現性のスポーツ

素人ながらに、サーキットでタイヤを使えるようになって、荷重コントロールが出来るようになって、気づいたことがある。公道でタイヤを使えている人、というのはホントに曲芸の域にあると思う。限られた車線の中で、前後に、左右に荷重を丁寧に掛け分けて、進入して脱出…しかも、サーキットのような、周回コースであれば、一度ミスしたコーナーを、次の周で修正してリトライも可能だが、公道ではなかなかそうもいかない。ましてや...

右バンク下にオイル染み発見…

我が青銀ポルは、7万キロを迎えたが、エンジンをはじめ非常に調子がよく、個体としてはいわゆるアタリだと思っている。もちろんダラダラとした街乗りやちょい乗り、暖気なしのいきなりスタートを避けるなど、空冷ポルシェを守るための最低限は励行しているが、それにしても各部良好に機能している。がしかし、寒くなってきたとある日、クルマを動かした後の駐車場に目をやると…オイル染みを右バンク下に発見…そう言えば、毎年ガク...

ホワイトアウトした山を走る

台風続きの週末、雨雲レーダーとにらめっこしながら、少しでも雨風が弱い間に、秋の山を走ってきた。(山はもう冬の準備を始めようとしていた)台風接近直前とあり、道中はスポーツカーも見当たらない。山の入り口の料金所もガラガラ、「おいおい登るのかい?」とさすがに言われはしないものの、そんな雰囲気がプンプン伝わってくる。(ここが自動化されないことを何だか願いたくなった)「大丈夫だよ、分かっている」を伝えたくて...

もっと素のカレラを愛して欲しい

よくぞ気づいてくれたポルシェ社、時代や環境が変わったと言えど、我々ファナティックが何を欲しているのか、それを今回はある種具現化してくれたと、言っても良いのではないだろうか?クロスしたギア比に、MTミッション(日本はPDKのみだとか?)、機械式デフ、省かれた遮音材、リアシートレス、簡素化された内装、軽量ウィンドウ、これらを施した911を彼らは、「ツーリング」の頭文字「T」を冠して、「911 T」というモデルを放った...

もはやフラット6でもフラット4でもない

某都内の地下駐車場で、アストンと911(991型)が隣り合わせで停まっていたが、最近随分と肥大化路線の一途をひた走る911でも、アストンの隣に並べばまだまだそのガタイは小さい。空冷最終型の993と比べれば、随分大きく見える991も、最新スーパースポーツカーの中では、まだまだコンパクトな部類に留まっているようだ。今日は、そんなサイズの話とは全然関係なく、次期911の話。なんと次期911のその動力は、半世紀続いたあのフラッ...

季節の変化をクルマが教えてくれる

夏のウダルような暑さもなりを潜め、季節は秋になり、空冷ポルシェには絶好の季節がやってきた。気温の低い早朝深夜に走ると、やや車両の動きがダルいと感じて、久し振りにエアを見てみると温間で2.1程度、夏用の仕様だと明らかにズレがある。空気が抜けているワケではない。ネオバだとそんなに気にならなかったが、ディレッツァにしてからは、空気圧が低いとグリップが立たないというか、引っかかりが弱くなるような気がする。ス...

リアガーニッシュ交換

ここの交換は一見地味なレストアだが、車両全体の雰囲気を予想外に変えるという意味では、結構その効果は大きい。(パーツそのものもそこそこ効果で着手しづらい部分…)964までは、バンパーに直付だったので、エンジンの熱を直接受けやすく、ガーニッシュが熱で割れやすい。一方の993は、装着方法が変わったため、以前より熱の影響を受けにくく、早々に割れてしまうというのは格段に減った。ただこの手の樹脂製パーツも、20年近く...

空冷ポルシェを取り巻く今後

2017年夏、993のミッション車は中古で700万〜スタート。相場観としては、1年前とそう変わっていないように思えるが、明らかタマ数は減ってきている。特に役物と言われる、4S以降のモデルは、明らかに国外逃亡を続けている。元々少ないターボSは、目視できる限り国内市場では既に片手位、RSに関してはもはや見掛けることすらなくなってしまった。GT2はもはや全国の誰が所有しているのか、ほとんど業界関係者内でトラッキングされて...

4週間で2500キロ走ってみた!

4週間くらいの間に、京都往復900キロ、伊勢神宮往復900キロ、をこなしてきた感想。空冷ポルシェとしてはちょっと過走行??実は993での単発ランとしてはこれが最長だった。当初「随分しんどいだろうな」と身構えていたが、2本を終えた感想としては、結局疲れ具合はベンツと然程変わらないということ。(長距離を走る、という点ではもちろんしっかり疲弊…)つまり、993でのランはそこまで、「シンドイもの」ではなかったのだ。そこ...

TURBOなのかRSなのか

やっぱり気になってしまって、最近また964TURBOにアプローチしていた。もちろん3.6ではなく、3.3というはこのご時世マストとなる。価格はもう大台は確実で、OH済みで1200万-が相場のスタート。もうこのレベルだと、走行距離と修復歴の有無は見ていられない。(993TURBOなんてもはやなレベル域に…)まぁでも色んな人に相談すると、911は、「ただ乗りたいモデルに乗る」ではなく、「走りに方によってモデルをチョイスする」というの...

気になるデフ

デフを入れるとどうなるのか?気になり過ぎる今日この頃(笑)タイヤやホイールやパッドなどは、結構情報が豊富だが、デフ関係の情報はそんなに多くない、なぜならデフチューンは、極めてサーキット志向のチューンだからだ。クルマはノーマル状態でも、オープンデフが入っているので、正しく言うと「機械式LSD」が気になる、という感じか。(最新のポルシェはPTVという可変型のLSDを搭載)そもそもオープンデフは、タイヤ左右に回...

最強 BELOFF Le Mans GT

結論からすると、やはり「ベロフ最強」という噂は、やはり「ベロフ最強」という実話なのだろう…中でも、ルマンGTモデルは、ベロフのHIDラインナップの最上位モデル。キット内容は、45Wのいわゆるハイワッテージのイグナイターと、高出力専用の6000ケルビンバルブキット。ルマンGTモデルとしては2代目となる。(昔はべらぼうに高かったが今は結構安く手に入る!)パーツの特性上、取り扱いはナーバスでありながら、かつタイ...

最新鋭攻撃型サルーン

前から気になってはいたが、その戦闘力を、傍から見ているだけだったパナメーラ。試乗を希望したら、なんと現行最上位のターボモデルが出てきた!カタログ約2500万で、オプション込みで余裕の3000万越えの、超セレブ仕様といったところだ。(一生縁のないレンジのモデル…)ポルシェが作る、最新鋭攻撃型サルーンとは如何に…写真は、左が新型となる。まずもって、パナメーラは2010年に初代がデビューし、2016年~2...

タイヤにフェンダーを被せたかった

週末にタイヤ交換を完了したが、土日ともに雨模様で、ポテンシャルを確かめるには至らず…皮剥きはリアのみ完了したが、フロントはまだと言った感じ。下記インプレッションは、4分ヤマのネオバからの交換、ということでメモしておきたい。(グリップのインプレッションはまた後日!)新品なので、まずは全体がかなりファットで、信頼感のある感じに回復。(サーキットで爛れたネオバは後半硬かった)ファット?というか、正しくは...

トヨタ86と同じダッシュ力だけど

200馬力弱のS204、ステーションワゴンのガタイで、スポーツカーを追っかけてみる。トヨタ86の、200馬力程度のクルマであれば、引けを取らず同等の加速を見せる。(あとは気持ちのオシがドコまで行けるか…)それにしても、最近のクルマの200馬力は、数値以上に体感馬力が出ている。(特にSモードは風情なく端的に速い!)実際、200馬力程度だと、フラットアウトしても、●00キロ以降の加速はかなり鈍く、最終的...

遅れてやってくる疲労感

間が悪いことに、タイヤに続いて、クラッチもフィールが変化し始めてきた。事故前にRSクラッチに交換済で、交換後約2万キロ弱を走行。距離的にはまったく大したことないが、その間、サーキットに何度も通い、プロドライバーにも走行してもらい、なかなかハードに使ってきた。今回のフィール変化は、いわゆるミートポイントが「やや手前に」、という初期症状レベルで、まだジャダーなどは発生していない。メカニックの見解だと、...